日本のU=U支持の動き
日本でのU=U支持の動き
U=Uのコミュニティ・パートナーとしてプリベンション・アクセス・キャンペーン(PAC)に登録されている団体が、日本にはすでに三つあります。「ぷれいす東京」「MASH大阪」「日本エイズ学会」です。日本でのU=U支持の動きについて、コミュニティ・パートナーとなった団体に焦点を絞って紹介します。
ぷれいす東京:特定非営利活動法人・ぷれいす東京
ぷれいす東京は「CBO(Community Based Organization)として、HIV/エイズとともに生きる人たちがありのままに生きられる環境(コミュニティ)を作り出すことをめざして」活動している団体であり、陽性者をはじめとするHIVとともに生きる人たちへの「直接支援」、私たちがすでにHIVとともに生きているのだということを広く社会に伝える「啓発・予防」、実践活動でえられた成果を活かしながらすすめられている「研究・研修」など、幅広い活動を長く続けている団体です。
U=Uについてもいち早く日本に紹介し、日本でも最も早くからコミュニティ・パートナーとなっています。「東京レインボープライド」では2018年よりブースにてU=Uのキャンペーンを実施しています。
<スタッフ日記:U=UはHIV陽性者への差別を減らすためのキャンペーン>
MASH大阪:Men And Sexual Health Osaka
MASH大阪は、「大阪地区のゲイやバイセクシュアル男性(MSM=Men who have sex with men)に対し、HIV/STI感染の予防を促し、セクシュアル・ヘルス(性的健康)を増進させること」を目的として活動している団体です。主にHIVの予防啓発を実施し、HIVに脆弱とされるMSMが立ち寄り情報をえたり、相談することのできるコミュニティ・スペースdistaを運営しています。
U=Uについて日本では2番目にコミュニティ・パートナーとなり、クラブイベントなどを通してより親しみやすい仕方でU=Uの啓発を行っています。
日本エイズ学会
日本エイズ学会は、「エイズとHIVに関する諸問題の研究の促進、会員相互の交流および知識の普及と啓発を図ることを目的」とする日本を代表するHIVの学術団体です。HIVに関する基礎科学、医療臨床、社会的課題、およそ全ての領域にわたる専門家が所属しており、日本におけるHIVに関する活動を学術面で支えています。
2017年に開催された第31回日本エイズ学術集会・総会では会期中にU=Uのキャンペーンが実施されました。続く2018年の第32回日本エイズ学術集会・総会会期中の理事会にて「U=Uキャンペーン」の支持を表明しました。
その後、日本で3番目のコミュニティ・パートナーとして登録されました。
日本エイズ学会は、本ウェブサイト制作において協力してくれました。